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ギャラリー上田より、井坂健一郎による個展「風からの伝えごと」出展作をご紹介

3月31日より、ギャラリー上田では、井坂健一郎による個展「風からの伝えごと」が開催(会期は4月12日まで)。会期にあわせ、オンラインでも出展作を販売いたします。

 井坂健一郎は、自身の制作を追求しながら、山梨大学の教授も務め、「親愛なる友 フィンセント~動くゴッホ展」の監修など幅広い活動を展開するアーティストです。このたび、ギャラリー上田では、井坂健一郎による新作展「風からの伝えごと」を開催します。

 本展では、新作20点を展示予定。井坂がテーマとして掲げる「虚像と実像の混在」を通じ、鑑賞者に新たな視点を提供する展示となっています。井坂の作品は、チタンの板を支持体に樹脂で描く独自の技法を用い、工芸のようにも見える視覚的な表現力が特徴です。酸化被膜を施した金属の表面は、まるで水面や空のような質感を持ち、抽象的な被写体は儚く消えていく波や雲のようにも感じられます。

 会期にあわせ、3月31日より「OIL by 美術手帖」でも出展作を販売いたします。井坂が表現する「虚像と実像の間」の世界を、会場に足を運ぶとともに、ぜひオンラインでもお楽しみください。

 

《風からの伝えごと-2501》(2025)

 

 

《風からの伝えごと-2502》(2025)

 

 

《風からの伝えごと-2401》(2025)

 

 

《かぐわしき風にゆれて-2401》(2025)

 

 

《風からの伝えごと-2503》(2025)

 

 

 

 

ギャラリー上田

ギャラリー上田は1978年創業、銀座7丁目交差点に店舗を構える。「アートのある日常の提供」と「地域社会への貢献」を理念に、絵画・陶芸・彫刻などのコンテンポラリーアートを取り扱う。国公立の美術館や企業への設置事例は300以上。近年は若手作家の展覧会も積極的に開催する一方、ホテルやIT企業など他業種とのコラボレーションにも積極的に取り組む。主な取扱作家に、加藤唐九郎、李禹煥、海老原露巌、大塚茂吉、坂本素行、赤木範陸、さとうたけし、張媛媛、武田優作など。

 

 

編集部

Artist Profile

井坂健一郎

1966年愛知県生まれ。91年東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻卒業、95年筑波大学大学院修士課程芸術研究科美術専攻修了、99年同大学大学院博士課程芸術学研究科芸術学専攻単位修得満期退学。現在国立大学法人山梨大学大学院教授。国内で個展開催のほか、アメリカ、ドイツ、韓国などでの国際展出品もある。行政および企業とのアートプロジェクトも手掛け、作品収蔵も多数。主な著書に『新版 真美識の発見 虚実の間へ』(和器出版)。主な個展に、「うたかた~光に誘われて」(岡島百貨店、山梨、2021)、「いつか風になる」(三彩洞、山梨、2020)、「井坂健一郎展」(伊勢丹新宿店アートギャラリー、東京、2020)「間にたゆたう(ギャルリー志門、東京、2017)、「空に結ばれる」(銀座かわうそ画廊、東京、2016)など。日本アートマネジメント学会学会賞(2021)受賞。

Information

井坂健一郎個展「風からの伝えごと」

会期:2025年3月31日~4月12日
会場:ギャラリー上田
住所:東京都中央区銀座8-8-1 第7セントラルビル8F
電話番号:03-3574-7553 
開館時間:11:30~18:30(※最終日は17時まで) 
休館日:日曜 
料金:無料