長亭GALLERYより、王露怡の個展「春爛漫」の出品作をご紹介

4月13日より、長亭GALLERYでは、王露怡による個展「春爛漫」が開催(会期は4月28日まで)。会期にあわせ、オンラインでも出展作を販売いたします。

 現在、長亭GALLERYでは、王露怡による個展「春爛漫」が開催中です(会期は4月28日まで)。 
 
 王は春に日本を離れ、再び春の訪れとともに日本に戻ってくるという経験をしました。本展では、新しい環境から多くの刺激を受けて自身の内面を探求した作品を発表します。王はこの期間中、自分に「私はどのように生きるべきか?」とつねに問いかけていました。彼女の心に繰り返して響いたこの問いは、作品のインスピレーションの源となっています。

 主に植物や不確かなイメージを、シンプルな色と構成で薄く柔らかく曖昧な印象に描写し、続けて並んだ作品群からは、まるで春の絵巻のような印象も感じさせます。作品には、自身が「春」という季節をどう感じているかが落とし込まれており、王は「春は万物が蘇り、昨年の存在がなかったかのようになる残酷な季節だと感じる」と話しています。

 本展は、新作とともに2023年以前に制作された作品を中心に展示予定。本展とあわせてオンラインでも王露怡の世界をお楽しみください。

 

 

《春爛漫》(2023)

 


《泳ぐ魚》(2024)

 

《私の部屋には蝶がいる》(2023)

 

《無題》(2023)

 


 



長亭GALLERY

長亭GALLERYは2020年7月に東京・東日本橋にオープン。株式会社FelisCatusが運営するギャラリー。 日本と中国のアーティスト、デザイナー、学生を招いて作品の展示や交流会を行う。アートを媒介にする多様な価値観を発信し、新たな社会性の創造、地域活性化や現地の住民、鑑賞者らのあいだでアートを媒介とした新しいコミュニケーションを生み出すことを目指す。 現代美術を中心に、絵画、デザイン、写真、工芸、幅広いジャンルの作家の個展や企画展、様々なイベントを開催する。

編集部

Artist Profile

王露怡

王露怡は1996年中国・杭州市生まれ。自身の経歴、記憶、日常生活から得た体験をもとに、絵画で虚構と現実が入り交じるような風景を描く。人間として生きている世界との距離感を作品を通して表現している。

Information

王露怡個展「春爛漫」

会期:2024年4月13日~4月28日 
会場:長亭GALLERY
住所:東京都中央区日本橋久松町4-12コスギビル4F
開館時間:13:00~19:00 
休館日:月、火
料金:無料
問い合わせ先:info@changting-gallery.com