長亭GALLERYにて初個展が開催、松浦美桜香の作品がオンライン販売開始

平面や立体など多様なメディアを扱い、独自の造形表現をする松浦美桜香。長亭GALLERYで開催される自身初の個展「Une妙」(会期は7月1日から16日まで)にあわせ、オンラインでは出展作品の一部をご紹介します。

松浦美桜香 個展「Une妙」

 松浦美桜香は2001年東京都生まれ、多摩美術大学絵画学科油画専攻に在籍。

 長亭ギャラリー展2022のグランプリの特典として開催される本展では、過去作から最新作までの作品を展示、松浦のこれまでの制作の変遷をご覧いただける構成となっています。

 本展のタイトル「妙」とは、仏教用語で「奥深くて人間には計り知れないもの」の意。「繰り返し行われる絵との対話は、記憶のなかの風景やかたち、声などを代弁し、自己を投影すると同時に潜在的な他者性を求める行為に重なりあう。その繰り返される鏡写しを通して、この展示も他者にとっての鏡になって欲しい」と松浦は話します。

 鑑賞者には、絵画との対話から、自己のなかの他者、他者のなかの自己、のように実存せずともたしかに現れてくる像を見つめ直す機会となることを願われた本展。会場に足をお運びいただくとともに、オンラインでもお楽しみください。

 

《pr(l)ay》2023


《WE》2023


《little 21》2023


《ぷにす》2023

 

 

長亭GALLERY

長亭GALLERYは2020年7月に東京・東日本橋にオープン。株式会社FelisCatusが運営するギャラリー。 日本と中国のアーティスト、デザイナー、学生を招いて作品の展示や交流会を行う。アートを媒介にする多様な価値観を発信し、新たな社会性の創造、地域活性化や現地の住民、鑑賞者らのあいだでアートを媒介とした新しいコミュニケーションを生み出すことを目指す。 現代美術を中心に、絵画、デザイン、写真、工芸、幅広いジャンルの作家の個展や企画展、様々なイベントを開催する。

編集部

Artist Profile

松浦美桜香

2001年東京都生まれ。多摩美術大学絵画学科油画専攻在籍。平面や立体など多様なメディアを扱いながら、独自の造形表現をしている。自分が見た他者について、感覚や記憶に頼りながら制作する行為により、無意識下に存在している深層世界と他者の記号的な情報とを融和させながら、独自のバランスで「崩し」「再構成」する。

Information

松浦美桜香 個展「Une妙」

会期:2023年7月1日~16日
会場:長亭GALLERY
住所:東京都中央区日本橋久松町4-12コスギビル4F
開館時間:13:00-19:00
休館日:月、火
料金:無料