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梅津庸一作品集『ポリネーター』刊行記念、版画作品付き特別限定版のオンラインエントリー販売が開始

梅津庸一の作品集『ポリネーター』の刊行を記念し、個展「遅すぎた⻘春、版画物語(転写、⾃⼰模倣、変奏曲)」が2023年4月1日から4月19日の期間に銀座 蔦屋書店で開催。 あわせて、版画作品付き特別限定版のオンラインエントリーを当サイトにて開始します。

 梅津庸一は1982年山形県生まれ、2000年代初めより美術家として活動。絵画やドローイングのほか、近年は陶芸作品も手がけています。初の本格的な作品集『 ポリネーター』が4月13日(木)に発売されるのに伴い、刊行記念展を銀座 蔦屋書店にて2023年4月1日から4月19日までの期間に開催。100点以上に及ぶ多種多様なユニークプリントを中心に展示いたします。※展示作品の販売は、銀座 蔦屋書店店頭のみ。

 本展の開催にあわせて、版画作品付き特別限定版のオンラインエントリーを当サイトにて受け付けます。
 

作品集『ポリネーター』版画作品付き特別限定版

HOW TO ENTRY
<オンラインエントリー申し込み期間>
2023年3月31日(金)11:00 ~ 4月19日(水)18:00

※申し込み期間は終了いたしました。

作品名|花粉濾し器 (かふんこしき)
制作年|2023
サイズ|W19.5cm H27.5cm D2cm
エディション|50
カラー|2種 ※カラーはお選びいただけません。

内容|スペシャルエディションセット:版画1点(銅版画、リトグラフ、⼿彩⾊)+作品集
販売価格|77,000円(税込) ※送料別
お届け|6月中旬予定

※作品集本体は特別限定版・⼀般販売分で共通のものになります。
※エディション作品のみの販売はありません。作品1点につき作品集が1冊付きます。
※リトグラフ版画の上に、作家が手作業で彩色するため、ひとつひとつ仕上がりが異なります。


■作品集『ポリネーター』

『梅津庸一ポリネーター』表紙イメージ

 本書は、国内外の現代アートシーンで注目を集めるアーティスト、梅津庸一の初となる本格的な作品集になります。初期作から代表作までの作品約140点、さらに5万字をこえる評論(執筆=新藤淳)や、1万字のインタビュー(聞き手=德山拓一)と、作家本人による最新の書き下ろしエッセイを収録。作品制作のみならず、コレクティブ「パープルーム」やギャラリーの運営、展覧会企画や現代美術の制度をめぐる言論活動まで、高い批評性を保ちながら幅広い活動をする梅津の活動の全容を伝える1冊となっています(日英併記)。

同作品集より、梅津庸一《幻視》(撮影=今村裕司、画像提供=艸居)
同作品集より。左が梅津庸一《宣夫》、右が《レンコン状の月》(撮影=今村裕司、画像提供=艸居)
同作品集より、「梅津庸一展|ポリネーター」展示風景(撮影=畠山直哉、画像提供=艸居)
同作品集より、「6つの壺とボトルメールが浮かぶ部屋 梅津庸⼀+浜名⼀憲」展⽰⾵景(撮影=畠山直哉、画像提供=艸居)

 本書の⾒どころのひとつは、2022年にワタリウム美術館で開催された個展「梅津庸⼀展|ポリネーター」や⾋居アネッ クスでの2⼈展「6つの壺とボトルメールが浮かぶ部屋 梅津庸⼀ + 浜名⼀憲」の展⽰⾵景を写真家の畠⼭直哉が撮影し たビジュアルページ。展⽰会場の什器や壁⾯の⾊彩など空間構成も⼿掛ける梅津の世界観を伝えます。デザインは刈⾕悠三+⾓⽥奈央(neucitora)が⼿がけています。評論⽂や、インタビュー、作家⾃⾝のエッセイといったテキストでは梅津の幅広い活動についても詳しく分析し、資料と しても極めて重要な性質を有しています。多⽤な活動をつなぐ梅津の作家性と、未来の展開を伝える1冊となりました。

書籍情報

著者:梅津庸⼀
発⾏:カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社
発売:美術出版社 定価:6,000 円+税
発売⽇:2023年4⽉13⽇
仕様:184ページ、 A4 変形、上製本(スイス装)
ISBN:ISBN 978-4-568-10561-2 C3070

作品集のみのご購入はこちら

Artist Profile

梅津庸一

 梅津庸一は1982年山形県生まれ。東京造形大学絵画科卒業。ラファエル・コランの代表作《フロレアル》を自らの裸像に置き換えた《フロレアル(わたし)》(2004〜07)や、同じく自身がモデルとなり、黒田清輝の《智・感・情》(1897〜90)を4枚の絵画で構成した《智・感・情・A》など日本の近代洋画の黎明期の作品を自らに憑依させた自画像をはじめとする絵画作品を発表。

 そのほか自身のパフォーマンスを記録した映像作品、ドローイング、陶芸、自宅で20歳前後の生徒5名とともに制作/生活を営む私塾「パープルーム予備校」(2014〜)の運営、自身が主宰する「パープルームギャラリー」の運営、テキストの執筆など活動領域は多岐にわたる。一貫して美術が生起する地点に関心を持ち、作品の内側とそれを取り巻く制度やインフラの両面からアプローチしている。

 主な展覧会に、「未遂の花粉」(愛知県美術館、2017)、「恋せよ乙女!パープルーム大学と梅津庸一の構想画」(ワタリウム美術館、東京、2017)、「パープルタウンでパープリスム」(パープルーム予備校ほか、2018)、瀬戸内国際芸術祭(2016)、「百年の編み手たち -流動する日本の近現代美術-」(東京都現代美術館、2019)。作品集に『ラムからマトン』(アートダイバー)。

Information

刊行記念展「遅すぎた⻘春、版画物語(転写、⾃⼰模倣、変奏曲)」

会期:2023年4月1日(土) - 4月19日(水) *会期中無休
会場:銀座 蔦屋書店 GINZA ATRIUM(イベントスペース)
開館時間:11:00-20:00 ※最終日のみ、18時閉場
お問い合わせ:03-3575-7755(営業時間内) / info.ginza@ccc.co.jp

※展示作品の販売は、銀座 蔦屋書店店頭のみとなります。