下平知明
Tomoaki Shimohira
下平知明は1978年佐賀県生まれ。2001年愛知県立芸術大学美術学部美術科彫刻専攻卒業。03年に愛知県立芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻を修了し、04年に同大学大学院美術研究科彫刻専攻研修生を修了。人間の感情を丁寧に掬い上げ、大理石を用いた人物像などによって表現している。作品は、大理石の重さや硬さを感じさせない柔らかな曲線が特徴。白く輝く滑らかな石肌も魅力のひとつとなっている。16年に「大分アジア彫刻展」で大賞を、18年に「KAJIMA彫刻コンクール」で金賞を受賞。名古屋を拠点に活動しており、19年に東京での初個展「下平知明展」(ギャルリー東京ユマニテ)を開催した。近年の展覧会に、「パラパ・福井交流現代美術展」(ベラクルス州立大学付属ハラパ人類学博物館、メキシコ、2016)「ジ・アートフェア +プリュス-ウルトラ 2014」(スパイラルガーデン、東京)、「第20回富嶽ビエンナーレ展」(静岡県立美術館、2011)などがある。