山本雄基
Yuki Yamamoto
山本雄基は1981年北海道帯広市生まれ。2007年北海道教育大学大学院修了。12〜13年まで札幌市文化芸術振興助成金を受けてベルリンに滞在し、現在は札幌市在住。重層的な透明層のなかで、いくつかの色彩の円と、一部をくり抜かれた円を複雑を交錯させた抽象絵画を描く。現実の様々な事柄を円の関係に代入できるような構造を持たせるとともに、円と円の様々な結びつきから、両義的な位置と関係についての思考を作品に反映させている。2010年、第5回大黒屋現代アート公募展(板室温泉大黒屋)で大賞を受賞。主な個展に「Duality」(N project、大阪、2024)、「PLACE OF HELLO」(Mikiko Sato Gallery、ドイツ、2020)、「山本雄基展」(板室温泉大黒屋、栃木、2020)、グループ展に「Flatten Image-山本雄基・浦川大志展-」(ギャラリー門馬、札幌、2019)、「タイトル無し、あるいは仮説として等価と差異についての絵画」(Mikiko Sato Gallery、ドイツ、2018)など。17年よりnaebono art studioの運営に携わる。