ミヤギフトシ
Futoshi Miyagi
ミヤギフトシは1981年沖縄県生まれ。21歳で渡米し、留学先のニューヨークで制作活動を始める。現在は東京都在住。沖縄人男性とアメリカ人男性が恋に落ちることの可能性をテーマとしたアートプロジェクト「American Boyfriend」(2012〜)など、国籍や人種、アイデンティティの主題に自身の記憶や体験を重ねながら、現地調査を踏まえた映像、写真、オブジェ、テキストからなる作品を制作している。近年の個展に、「いなくなってしまった人たちのこと/The Dreams That Have Faded」(CAI02、北海道、2018)、「How Many Nights」(ギャラリー小柳、東京、2017)。グループ展に、「作家と現在」(沖縄県立博物館・美術館、2019〜2020)、「小さいながらもたしかなこと 日本の新進作家vol.15」(東京都写真美術館、2018〜2019)、「近くへの遠回り―日本・キューバ現代美術」(ウィフレド・ラム現代美術センター、ハバナ、2018)など。2017年より文藝誌で小説を発表し、近著に『ディスタント』(河出書房新社、2019)。また、アーティストランスペース「XYZ collective」(東京)のディレクションも手がけている。