奈良原一高
Ikko Narahara
奈良原一高は1931年福岡県生まれ。1959年早稲田大学大学院(芸術学専攻)修士課程修了。在学中の1956年に、初めての個展「人間の土地」が大きな反響を呼び、写真家としての活動を始める。59年、東松照明、細江英公、川田喜久治らとセルフ・エイジェンシィ「VIVO」を結成(61年解散)。その後、パリ(1962-1964)、ニューヨーク(1970-1974)と拠点を移しながら活動。74年帰国後も世界各地を取材し、多数の展覧会を開催。写真集も数多く出版し、国際的にも高い評価を受ける。2020年1月19日、逝去。
主な受賞に、日本写真批評家協会新人賞(1958)、芸術選奨文部大臣賞、毎日芸術賞(1968)、日本写真協会年度賞(1986)、紫綬褒章(1996)、旭日小綬章受賞(2006)など。