水戸部七絵
Nanae Mitobe
水戸部七絵は神奈川県生まれ。千葉を拠点に活動。2021年から東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻油画に在籍、画家・小林正人に師事する。初期ではマイケル・ジャクソンなどの著名人やポップ・アイコンを描いた作品を制作。14年のアメリカ滞在をきっかけに、現在まで「顔」をテーマとした大スケールの絵画シリーズ「DEPTH」に取り組んでいる。油絵具を豪快に積層した作品は、大胆な色彩と立体のような質感が特徴。「匿名」の顔を描くことを通して絵画の本質を追求している。20年に愛知県美術館に「I am a yellow」が収蔵される。
これまでの個展に、4メートル近くの大作1点のみを展示した「APMoA Project, ARCH vol.18 DEPTH - Dynamite Pigment -」(愛知県美術館、2016)、「I am yellow」(Maki Fine Arts、東京、2019)、「水戸部七絵 展」(gallery 21yo-j、東京、2016)など。展覧会に、「-Inside the Collectorʼs Vault,vol.1-解き放たれたコレクション展」(WHAT、東京、2020)、2020年度第3期コレクション展「私は生まれなおしている─令和2年度新収蔵作品を中心に─」(愛知県美術館、愛知、2020)、「HCN」(Tokyo International Gallery、東京、2020)、「ホルベイン・スカラシップ成果展」(佐藤美術館、東京、2020)「水戸部七絵|髙山陽介 顔の奥行き」(関内文庫、神奈川、2019)、「高橋コレクション 顔と抽象―清春白樺美術館コレクションとともに」(清春白樺美術館、山梨、2018)、「アブラカダブラ絵画展」(市原湖畔美術館、千葉、2017)、「千一億光年トンネル」(ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション、東京、2017)などがある。「千代田芸術祭2011」O JUN賞、「VOCA展2021」奨励賞を受賞。