乙うたろう
Kotaro
乙うたろうは1994年兵庫県生まれ。2016年京都精華大学デザイン学科卒業。活動当初は、アニメキャラクターをモチーフとしたデジタルコラージュやドローイングを制作。14年より、美少女のアニメキャラクターの頭部を意図的に歪め、陶器の壺に焼きつけた立体作品のシリーズ「つぼ美」に着手する。翌年には独学で陶芸を始め、壺からキャラクターのイメージまで、すべて自作するスタイルを確立。2次元であるキャラクターを、壺という物質に重ねて3次元の身体を与えることを試み、キャラクターの存在やそれに対する信仰について検証している。近年の個展に、「つぼみ」(谷中ギャラリーhaco /sow、東京、2018)。グループ展に、「大寺俊紀+乙うたろう『やわらかな脊椎』」(特定非営利活動法人キャズ、大阪、2017)、「乙うたろう、名もなき実昌『jpegと幽霊』」(ゲンロン カオス*ラウンジ五反田アトリエ、東京、2016)、「キャラクラッシュ!」(カオス*ラウンジ、東京、2014)などがある。