アダム・シルヴァーマン
Adam Silverman
アダム・シルヴァーマンは1963年ニューヨーク生まれの陶芸家。87年ロードアイランド・スクール・オブ・デザイン美術学部修了、88年ロードアイランド・スクール・オブ・デザイン建築学部修了。建築家としてキャリアをスタートさせ、2002年より陶芸家としての活動を開始。老舗陶器メーカー、ヒース・セラミックスのスタジオ・ディレクターを経て、現在はカリフォルニアを拠点に制作を行う。陶芸作品は、ル・コルビュジエら建築家の影響が見て取れる幾何学性と、たおやかな丸みを帯びたフォルムが特徴。ときに凝固した溶岩や深海の生き物を思わせ、神秘的な存在感を放つ。これまでの個展に、「BOOLEAN VALLEY」(ロサンゼルス現代美術館、2009)、「Reverse Archaeology」(キンベル美術館、テキサス、2012)、「Clay and Space」(ラグナ美術館、カリフォルニア、2013)など、アメリカを中心に開催。作品は、ロサンゼルスカウンティ美術館、テキサス州ダラスのナッシャー彫刻美術館、イスラエル美術館などが所蔵。ロサンゼルス発のファッション・ブランド「X-LARGE」の創設メンバーのひとりとしても知られる。