稲垣元則
Motonori Inagaki
稲垣元則は1971年京都府生まれ。94年大阪芸術大学芸術学部美術学科卒業。90年代初頭よりB4サイズのコピー用紙へのドローイングを開始して以降、つねに変わらない姿勢で自己と対峙し制作を続けている。また2000年代に入って写真や映像による作品づくりにも積極的に取り組んでおり、自然や身体を主なモチーフとして、まだ見ぬ何かをとらえようとする独特な作風が高い評価を得ている。近年の個展に「Atlas」(ギャラリーノマル、大阪、2020)。「ライアン・ガンダーが選ぶ収蔵品展『ストーリーはいつも不完全……』『色を想像する』」(東京オペラシティ アートギャラリー、2021)などに出展。18年に作品集『elephant』を刊行。