原田郁
Iku Harada
原田郁は1982年山形県生まれ。2005年東京造形大学絵画専攻領域卒業、07年同大学大学院美術専攻領域絵画科修了。08年末よりコンピュータ内に架空の世界を立ち上げ、仮想世界と現実世界を往来しながら、その世界の中に入った自分が目にする擬似体験による風景を、主に絵画作品として描くという制作を行なう。近年は協働制作による、作品の痕跡を仮想世界の中に取り込む試みなども始めている。これまで多くの個展を開催し、海外アートフェアなどにも多数参加。主な展覧会に「多層世界の中のもうひとつのミュージアム―ハイパーICCへようこそ」(NTTインターコミュニケーション・センター[ICC]、東京、2021)、「Within Without」(ソウル、2021) 、「Taipei Dangdai」(台北、2020)、府中市美術館公開制作「もうひとつの世界 10年目の地図」(東京、2019)、「NEW DIMENSIONS」(アートフロントギャラリー、東京、2018)など。