ブライアン・アルフレッドは1974年アメリカ・ピッツバーグ生まれ、ニューヨーク、ブルックリンにて活動。私たちを取り巻く世界の現状を作品に強く反映。紛争や社会の混乱の問題から自然の風景の美しさまで、そして相反するその二つの間にあるすべてを扱いながら、私たち社会を生きる人々がいかにして、あるいはどんな環境に身をおいているからこそ私たち自身であるかということに興味を向ける。ペインティング、コラージュ、アニメーション映像といった複数のメディアによって現代社会を表現。エドワード・ホッパーやチャールズ・シーラーのようなアメリカの伝統的なペインターの影響を受ける一方、日本の浮世絵やポップカルチャーとの親和性も感じられる。作品は世界各地の美術館やギャラリーで展示され、アニメーション映像も国際的な映像祭などで発表。グッゲンハイム美術館、ホイットニー美術館、サンフランシスコ近代美術館、デンバー美術館など多数の美術館に作品が収蔵されている。文化庁メディア芸術祭アート部門優秀賞受賞（2011）。