只野彩佳は1992年生まれ。武蔵野美術大学造形学部日本画学科卒業後、東京藝術大学大学院美術研究科芸術学専攻美術教育修士課程修了。2023年に雪梁舎美術館の支援を受けフィレンツェに滞在し、Accademia di Belle Arti di Firenzeに留学。和紙に膠や岩絵具を用いて、現実と心象を交えた風景を制作する。近年の個展に「北へ進む」（ビルドスペース、宮城県塩竈市、2025）、「N.E.blood21 vol.85 只野彩佳展」（リアス・アーク美術館、宮城県気仙沼市、2024）、「只野彩佳×膳所焼 うつくしのほとり」（膳所焼窯元陽炎園、滋賀県大津市、2023）、「只野彩佳個展」（フレデリックハリスギャラリー・東京アメリカンクラブ、東京都港区、2022）がある。受賞歴はFACE2022読売新聞社賞（2022）、第23回雪梁舎フィレンツェ賞展フィレンツェ大賞（2022）、東京藝術大学安宅賞（2017）。