宮崎進
Shin Miyazaki
宮崎進は1922年山口県徳山市(現・周南市)生まれ。1942年、日本美術学校を繰り上げ卒業し入隊。終戦後、49年までシベリアに抑留される。60年代に旅芸人に取材した作品を制作、67年に具象派新人画家の登竜門である安井賞を受賞。2004年にはサンパウロ・ビエンナーレ(ブラジル)に国別参加部門の日本代表として出品し、ドンゴロス(穀物などを入れる麻袋)を荒々しくコラージュした油彩の大作が高く評価される。その後も周南市美術博物館(2005、2022)、多摩美術大学美術館(2009、2017)、山口県立美術館(2011)、神奈川県立近代美術館 葉山(2014)などで個展を開催、晩年まで精力的に制作を続けた。2018年没。