福井篤
Atsushi Fukui
福井篤は1966年愛知県生まれ、89年に東京藝術大学美術学部油画科卒業。2012年より山梨県を拠点に制作活動を行う。少年時代に欧米のSFやコミックス、音楽の影響を受けており、社会のルールや国境、生きづらさから解放された理想郷的世界を絵画に描く。2019年の個展「アルカディアン」(小山登美夫ギャラリー、東京)では、「もしも100年前に、地球と地球外の文明とのオープンなコンタクトが起こっていたとしたら、もっと自由で驚きに満ちた世界になっていたかもしれない」をテーマに、地球外文明と地球の文明が融合した100年後の世界を創造した。
そのほかの近年の個展に、「バックパッキング評議会」(六本木ヒルズA/D ギャラリー、東京、2015)、「air」(游庵、東京、2016)。主なグループ展に、「六本木クロッシング」(森美術館、東京、2004)、「The Masked Portrait」(Marianne Boesky Gallery、ニューヨーク、2008)、「convolvulus 福井篤・川島秀明展」(マイケル・クー・ギャラリー、台北、2009)、「ORANGE SKY」(Richard Heller Gallery、ニューヨーク、2011)、「Punkt Art 2011 David Sylvian-in cooperation with Atsushi Fukui uncommon deities」(Sorlandets Kunstmuseum、ノールウェー、2011)、「高橋コレクション展 マインドフルネス!」(鹿児島県霧島アートの森など、2013)など。また、デヴィッド・シルヴィアンや長屋和哉のアルバムアートワークにも協力しており、作品は、オルブリヒト・コレクション、国際交流基金、ジャピゴッツィコレクション、高橋コレクションに収蔵されている。