前田敏幸は1990年大阪府生まれ、東京都在住。一見ポップな作風だが、幼少期に体験した「死」への強烈なトラウマから、生と死、生きていく上での矛盾や葛藤を表現し続けている。近年では、身近な存在の不幸と、自身の子供の誕生をきっかけに、「生」や「今」にもフォーカスして表現の幅を広げている。主な個展に「EXTRA」（DDD art gallery、東京、2023）、「noise」（blankgallery、東京、2021）、「FICTION」（gallery SANAGI、東京、2018）、グループ展に「HIFIVE」（SHABI WORKSHOP、ソウル、2022）、「BEYOND」（333gallery、台北、2022）など。「Kiaf SEOUL」（2024）、「ART BUSAN」（2024）、「ART ASIA FUKUOKA」（2023）など多数のアートフェアに参加。