関根直子
Naoko Sekine
関根直子は1977年東京都生まれ。99年武蔵野美術大学造形学部油絵学科卒業、2001年同大学大学院美術専攻修了。13〜14年に文化庁在外研修員としてパリに研修滞在。一貫して鉛筆やシャープペンシルといった身近な画材を使って制作を行う。自身の記憶や経験をもとに描き出す鉛筆画は、複数の風景やもののイメージを彷彿とさせ、鑑賞者のなかにある記憶の再構成を促す。主な個展に、「関根直子展」(MA2ギャラリー、東京、2017)、「風景の庭」(ギャラリエアンドウ、東京、2016)、「OPEN STUDIO NAOKO SEKINE」(Cite International des Arts、パリ、2013)。グループ展に、「小瀬村真美・関根直子・手塚愛子」(MA2 Gallery、東京、2018)、「VOCA展2016 現代美術の展望 — 新しい平面の作家たち」(上野の森美術館、東京)など。2002年にトーキョーワンダーウォール賞、08年に府中市美術館賞を受賞。作品は、府中市美術館、東京都現代美術館、大分県竹田市図書館、愛知県美術館、和歌山県立近代美術館に収蔵されている。