平子雄一
Yuichi Hirako
平子雄一は1982年岡山県生まれ、東京都在住。2006年にイギリスのWimbledon College of Art, Fine Art, Painting学科を卒業。日本以外に、コペンハーゲン、ロッテルダム、シンガポール、台湾、韓国など、国外でも精力的に発表を続ける。
植物と人間の共存について、そしてそこに浮かび上がる関係性への疑問をテーマに、ペインティングを中心としながら、ドローイングや彫刻、インスタレーション、サウンドパフォーマンスなど、多岐にわたる表現方法で作品を発表。自然の模倣である観葉植物、街路樹、公園の植物など、人間にコントロールされた状態の植物を「自然である」と定義することに難しさを感じ、現代社会における自然と人間の曖昧な境界線を感じられる状況に対して考えるきっかけを与えることを、制作を通して続ける。
近年の個展に「project N 71 平子雄一」(東京オペラシティアートギャラリー・4Fコリドール、東京、2018)、「Dazzling Leaves」(ZERP、オランダ、2018)、「SPROUT - Galleri Christoffer Egelund」(デンマーク・コペンハーゲン、2017)、「Greening」(WAITINGROOM、東京、2017)、「Bark Feeder」(第一生命ギャラリー、東京、2015)、「The Bark of Mind」(Galleri Christoffer Egelund、デンマーク・コペンハーゲン、2014)など。展覧会に、「ミテ・ハナソウ展2019」(佐倉市立美術館、2019)、「SUMMER SHOW」(Gallery Baton、韓国・ソウル、2019)、「Time Spent With The World」(The Drawing Room、フィリピン・マニラ、2017)、「Our way to the Forest」(Fouladi Project、アメリカ・サンフランシスコ、2016)などがある。また、09年「シェル美術賞」入選、10年に「トーキョーワンダーウォール2010」トーキョーワンダーウォール賞受賞、13年に「VOCA展」奨励賞受賞。オランダのAkzonovel Art Foundation、LISSER ART MUSEUMにはパブリックコレクションとして作品が収蔵されている。