髙木優希は1994年福島県生まれ。2021年東京藝術大学絵画科油画専攻卒業、現在同大学大学院美術研究科修士課程在籍。実在する光景を他人から画像で受取り、それを見ながらマケットを構築、さまざまな光をあてながら写真に切り取った後、油彩画に起こすという複雑な制作工程をとる。作品は真実でもあり虚偽でもあるという二面性を持ち、目に見えない不穏な気配、また時間や空間の実在への問いが織り込まれている。主な個展に、「ゆうれいのいないところで」（ARTDYNE、東京、2021）、「あの日のすみか」（MEDEL GALLERY SHU、東京、2020）、グループ展に、「鳥はいまどこを飛ぶか」（プライベイト、東京、2023）、「Spring Show」（ARTDYNE、東京、2020）など。