ショーン・タン
Shaun Tan
ショーン・タンは1974年オーストラリア生まれ。幼い頃から絵を描くことが得意で、学生時代にはSF雑誌で活躍。西オーストラリア大学(University of Western Australia)では美術と英文学を修める。オーストラリア児童図書賞など数々の賞を受賞。イラストレーター、絵本作家として活躍する一方、舞台監督、映画のコンセプト・アーティストとしての活躍の場を広げている。2006年に発表された『アライバル』はアングレーム国際漫画祭最優秀作品賞を受賞し、ショーン・タンの名前を世界に知らしめた代表作。約9年の歳月をかけて自ら監督し映画化した『ロスト・シング』で11年にアカデミー賞短編アニメーション賞を受賞。同年、アストリッド・リンドグレーン記念文学賞も受賞。19年より大規模な展覧会「ショーン・タンの世界展 どこでもないどこかへ」が日本全国を巡回。『内なる町から来た話』で20年にケイト・グリーナウェイ賞を受賞。