片山真理
Mari Katayama
片山真理は1987年埼玉県生まれ、群馬県育ち。2012年東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻修士課程修了。自らの身体を模した手縫いのオブジェ、ペインティング、コラージュのほか、それらの作品を用いて細部まで演出を施したセルフポートレイトなど、多彩な作品を制作。作品制作以外の主なプロジェクトとして、11年より「ハイヒールプロジェクト」を展開。「選択の自由」を掲げ、特注の義足用ハイヒールを装着し、ステージに立つ。アーティストとしての活動に留まらず、歌手、モデル、講演、執筆など、幅広く活動している。
主な展覧会に、「第58回ヴェネチア・ビエンナーレ」(イタリア、2019)、「Broken Heart」(White Rainbow、ロンドン、2019)、「無垢と経験の写真 日本の新進作家 vol.14」(東京都写真美術館、東京、2017)、「帰途 -on the way home-」(群馬県立近代美術館、2017)、「六本木クロッシング 2016 展:僕の身体、あなたの声」(森美術館、東京)、「あいちトリエンナーレ 2013」など。主な出版物に、『GIFT』(ユナイテッドヴァガボンズ、2019)がある。群馬青年ビエンナーレ奨励賞(2005)、第35回写真の町東川賞新人作家賞(2019)、第45回木村伊兵衛写真賞(2020)受賞。