アンリ・サラ
Anri Sala
アンリ・サラは1974年アルバニア・ティラナ生まれ。映画やヴィデオ、写真作品で知られ、現在はベルリンを拠点に活動。初期には、旧社会主義国家生まれという出自を背景にした政治的、自伝的要素を含む映像を発表するいっぽう、音と空間の関係性を再構築することに強い関心を向けた作品を制作。イメージと音への関心から、近年では建築を取り巻く音やありふれた光景を扱い、音や言葉、社会的背景などの複数の要素が織り込まれた映像作品を発表する。ヴェネチア・ビエンナーレやサンパウロ・ビエンナーレなどの国際展に参加しているほか、国内でも横浜トリエンナーレ2011に参加。主な展覧会に「1395 Days Without Red」(アイリッシュ近代美術館、国立国際美術館[大阪]、サーペンタイン・ギャラリー[イギリス]、モントリオール現代美術館、2011〜12)、「アンリ・サラ Two Films」(デトロイト美術館、ルイジアナ近代美術館[デンマーク]、ポンピドゥー・センター[フランス]、2012)、「The Present Moment (in D)」(ハンス・デア・クンスト、ドイツ、2014)など。