髙田安規子・政子
Akiko and Masako Takada
髙田安規子・政子は1978年東京都生まれ。2001年多摩美術大学美術学部彫刻学科卒業(安規子)、東京造形大学美術学部比較造形学科卒業(政子)。05年ロンドン大学スレード校美術学部彫刻科修士課程修了。一卵性の双子であるふたりはユニットとして活動している。どこにでもあるトランプが刺繍を施され絨毯になったり、軽石が洗面器の中で凱旋門としてそびえ立っていたりと、見慣れた日常風景やモノのスケールを操作することで、観る者の価値観や尺度を揺るがす作品制作をしている。また展示される場を読み解き、そこにあるものを活用し場との繋がりのあるインスタレーションを行なう。
主な個展に、Unknown Sculpture シリーズ No.7 第5 回 髙田安規子・政子 「Dissonance」(void+、東京、2017)、「クリテリオム 78」(水戸芸術館現代美術ギャラリー第9室、茨城、2010)。グループ展に、「それは、つまり物を以って詩をつくることである Making poetry with solid objects」(駒込倉庫、東京、2022)、「日常のあわい」(金沢21世紀美術館、石川、2021)、「房総里山芸術祭 いちはらアート×ミックス2020+」(白鳥保育所、千葉、2021)、「センス・オブ・スケール」(横須賀美術館、神奈川、2019)、「装飾は流転する」(東京都庭園美術館、2017)、「MOTアニュアル2014 フラグメント‐未完のはじまり」(東京都現代美術館、2014)など。世田谷芸術アワード(2008)、Boise Travel Scholarship(2005)受賞。