出和絵理
Eri Dewa
出和絵理は1983年石川県かほく市生まれ。2008年に金沢美術工芸大学大学院美術工芸研究科修士課程を、16年に同大学大学院美術工芸研究科博士後期課程を修了。白い磁土を薄く伸ばし焼成したのち、放射線状に接合した繊細な作品を制作している。現在の手法に至るきっかけは、磁器の光を透過する性質に気がつき、感動を覚えたこと。また鳥居や鉄塔、灯台など、ノスタルジーを感じさせるシンボリックなもの、それらが存在する風景に惹かれ、陶芸の表現に結びつけている。近年の個展に「ひかりの輪郭」(銀座 蔦屋書店、東京、2022)、グループ展に「白展」(現代美術 艸居、京都、2021)、「日々是美日」(MA2 Gallery、東京、2019)など多数。