内田ユイ
Yui Uchida
内田ユイは山梨県生まれ。東京都在住。2011年女子美術大学芸術学部メディアアート学科卒業。アニメーション制作環境のデジタル化によって消えつつあるセル画の技術・構造を引用した、透明な支持体の絵画を制作している。近年の主な作品に、細胞分裂(Cell Division)の「Cell」をセル画の「Cel」へ変換し、物語におけるひとつのまとまった運動(シークエンス)と生命における細胞分裂の関係をかけ合わせ透明フィルムに描いた作品などがある。描かれたイメージが持つ運動性/時間性の問題や、透明な支持体の特性を利用した「鑑賞者」と「支持体の向こう側」の境界線/距離の問題としている。
主な個展に、「CEL CULTURE」(MEDEL GALLERY SHU、東京 2021)、「CEL DIVISION」(LIGHT HOUSE GALLERY、東京、2021)、グループ展に、「ART021 SHANGHAI CONTEMPORARY ART FAIR 2021」(Shanghai Exhibition Center、中国、2021)、「JAPANESE GROUP SHOW」(GALLERY JO YANA、フランス、2021)、「GINZA COLLECTORS CLUB」(銀座 蔦屋書店、東京、2021)、「DIAFANES」(Red and Blue Gallery、東京、2020)、「BARRACKOUT/バラックアウト」(旧松田邸、東京、2016)など。