中村萌
Moe Nakamura
中村萌は1988年東京都生まれ。2010年女子美術大学美術学科洋画専攻卒業、12年女子美術大学大学院美術研究科美術専攻修了。クスノキなどを丸太の状態から削り出し、油絵具で彩色する方法で制作を行う。植物や雲をまとった妖精のような姿をした作品は愛らしく、そっと目を閉じたり、片目を瞑っていたり様々な表情を見せる。その瞳の先にあるものを鑑賞者に想像させるような、不思議な雰囲気を漂わせている。21年には東京のポーラ ミュージアム アネックスで、自身にとって国内初となる大型個展「our whereabouts - 私たちの行方 -」を、ギャラリー椿の個展「inside us」と同時期に開催。これまで、「House of the Rising Light | Group Show」(ドロシーサーカスギャラリー、ローマ、ロンドン)、ART OSAKA 2021(大阪市中央公会堂)、六甲ミーツ・アート芸術散歩2020(兵庫) など数多くの展覧会や芸術祭に参加。2014年の台湾のアートフェアへの出品をきっかけに、海外でも注目されている。