櫻井充
Mitsuru Sakurai
櫻井充は東京都出身。2003年東京造形大学卒業。株式会社アマナ(アウラ所属)を経て、11年にフォトグラファー兼レタッチャーとして独立。14年には東京都文京区湯島に自社スタジオ「MSPG Studio」をオープンする。自身のアートワークは「鉄」をテーマに制作。10年以上にわたって撮り続け、「鉄」の化学記号をタイトルに冠した「Fe」シリーズが、2019年のIPA(International Photography Award)を受賞。国内外で多くの受賞歴をもつ。「Fe」シリーズでは、東京タワーやスカイツリー、工業地帯の建物などを被写体に撮影。独自の感覚で建築構造の一部にフォーカスした作品は、無機質でありながら美しいフォルムを見せる。また、肉眼では見ることができない「磁力」を視覚化する作品シリーズなどにも取り組んでいる。主な展覧会に、「IPA(International Photograhy Award) BEST OF SHOW - CURATOR SELECTION」(ニューヨークほか、2019)、「櫻井充 写真展『Fe』」(アーツ千代田 3331、東京、2020)。