福本双紅
Fuku Fukumoto
福本双紅は1973年京都府生まれ。97年京都市立芸術大学美術学部工芸科陶磁器専攻卒業、99年同大学大学院修了。作品は歪んだ造形と部分的な淡い色の釉薬が特徴的。いかにゆがみが美しく形に現れるかを工夫しており、作品に柔らかさや温かさ、寛容的な面白さを求め、独自のアンビバレントな印象を持つ造形を目指す。京都を拠点に東京、大阪、愛知、三重、ニューヨーク、パリ、ブリュッセル等国内外で個展、グループ展を開催。受賞歴に、朝日現代クラフト展グランプリ(2001)、京都府美術工芸新鋭選抜展最優秀賞(2002)、平成15年度五島記念文化賞美術新人賞(2003)、平成19年度京都市芸術新人賞(2008)、第30回京都府文化賞奨励賞(2012)など。京都文化博物館、世界のタイル博物館(愛知)、マリアンナ・キスラー・ビーチ美術館(アメリカ)、メトロポリタン美術館(アメリカ)、サミュエルP.ハーン美術館(アメリカ)などに作品が収蔵されている。