松田将英
Masahide Matsuda
松田将英は1986年神奈川県生まれ。ベルリン、神奈川県在住。匿名のアーティストとして活動を開始した松田は、匿名性と集合知を主題としたTwitter上のBOTアカウントを介して人々と協働するイベントやインストラクション、パフォーマンスによって大きな注目を集める。その活動はソーシャルメディア以降の主体や作者性を問い直すものであり、直接的に都市や社会に介入することで新たな共同性を作り出す実践として高い評価を受けている。2019年には実名での活動を開始し、国内外のホワイトキューブも発表の場所に含まれるようになった彼は、ネットワークが浸透して以降のセレブリティやエコノミー、景観にたいするコンセプチュアルで詩的な実践によって、人々の認識をアップデートする試みを行なっている。
主な展覧会に、「超現代美術展」(会場非公開、東京、2020)、「White Magazine」(EUKARYOTE、東京、2019)、「AMBIENT REVOLTS」(ZK/U、ベルリン、2018)、「#LutherLenin」(Studio Hrdinů、プラハ、2018)、「TACIT FUTURES」(Volksbühne、ベルリン、2016)など。「Prix Ars Electronica」(2016)準グランプリ受賞。