國久真有
Mayu Kunihisa
國久真有は1983年⼤阪府⽣まれ。2003年にロンドン芸術⼤学セントラル・セント・マーチンズ校ファウンデーション・ディプロマ・イン・アート・アンド・デザインコースを修了、15年に神⼾芸術⼯科⼤学芸術⼯学研究科芸術⼯学専攻博⼠後期課程を満期退学。現在は神戸を拠点に制作を行い、⾃⾝の身体を軸に、腕のストロークと遠⼼⼒を利⽤して、身体が持つ円で描く絵画作品を発表している。自らの体験と呼応するように、ある出来事を経験した⾝体からは新しい円が⽣み出され、それらが幾重にも引かれひとつの単位となり作品となっていく。自身の意図を作品から離し、線を引くという反復を繰り返すことで純粋な絵画とは何かを探っている。近年の個展に、「AUTOLYSIS」(MEDEL GALLERY SHU、東京、2021)、「BEAT PER MINUTE」(TEZUKAYAMA GALLERY、大阪、2018)、「IF ANYWHERE」(創治朗 -Contemporary Art Gallery-、兵庫、2018)など。19年に第22回岡本太郎現代芸術賞特別賞を受賞。