児玉麻緒
Asao Kodama
児玉麻緒は1982年東京都生まれ。2008年多摩美術大学絵画科油画専攻卒業。10年同大学大学院博士前期課程絵画専攻油画研究領域修了。身に纏いたいと思うほど植物に魅了されながら、なかなかその魅力を描き切れずモチーフにし続けている。その作品の面白さに触発されたマリメッコ社と互いに反応し合い、プロダクトが生まれ販売されたこともある。鮮やかな明色と対照的な暗色による生き生きとした色遣いと力強い構図で、旅先や道ばたで目に留まった植物たちをモチーフに作品を制作し、そこに生き在る自然物に重ね合わせ絵具の物質感、色や質、かたちで存在させようと試みている。
主な個展に「Light falls」福沢一郎記念館、東京、2023)、「Growing」(open studio, Cite International Des Arts、パリ、2019)、「PLANT」(ANA INTERCONTINENTAL TOKYO、東京、2017) など。グループ展に「ART KAMIYAMA」(麻生邸、東京、2023)、「石と花」(N&A Art SITE、東京、2022)など。14th Flag Art 2010最優秀日比野克彦賞(2010)、FACE 2015 損保ジャパン美術賞展審査員特別賞(2015)などを受賞。