佐藤卓
Taku Satoh
佐藤卓は東京都出身のグラフィックデザイナー。1979年に東京藝術大学デザイン科を卒業後、81年に同大学院を修了。株式会社電通を経て、84年に佐藤卓デザイン事務所(現・株式会社TSDO)を設立する。これまで手がけた仕事に、「ニッカウヰスキー ピュアモルト」の商品開発、「ロッテ キシリトールガム」「明治おいしい牛乳」のパッケージデザイン、「PLEATS PLEASE ISSEY MIYAKE」のグラフィックデザイン、「金沢21世紀美術館」「国立科学博物館」「全国高等学校野球選手権大会」のシンボルマークデザインほか多数。
2003年よりNHK Eテレの番組『にほんごであそぼ』のアートディレクター、11年から同『デザインあ』の総合指導も担当。13年には館長を務める21_21 DESIGN SIGHT(東京)にて、同番組のコンセプトをベースとした「デザインあ展」が開催された(その後、全国を巡回)。16年に企画・開催した「デザインの解剖展:身近なものから世界を見る方法」では、身近な製品を「デザインの視点」で読み解き、それぞれの成り立ちを検証する「デザインの解剖」プロジェクトを紹介し話題を呼んだ。主著に『塑する思考』(新潮社)、『大量生産品のデザイン論 経済と文化を分けない思考』(PHP新書)など。「東京2020公式アートポスター」の制作に参加。18年より日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)会長。