宇野亞喜良
Akira Uno
宇野亞喜良は1934年愛知県生まれ。父親が室内装飾業を営んでおり、その影響で幼い頃から絵を描き始め、画家の宮脇晴に師事。高校卒業後、カルピス食品工業に入社し、同社の広告・宣伝に携わる。その後、原弘、亀倉雄策、山城隆一らが設立した日本デザインセンターに入社する。65年に同社を退社し、同世代を代表する横尾忠則、和田誠、山口はるみ、灘本唯人らとともに東京イラストレーターズ・クラブを設立。70年代当時、眉を剃り落とすスタイルが「宇野亞喜良スタイル」と言われ、流行した。
82年、第13回講談社出版文化賞さしえ賞を受賞。92年、山下明生作の『カモメの家』で第6回赤い鳥さし絵賞を受賞。99年からは、麻布十番納涼祭りのポスターとうちわのデザインを担当している。99年、紫綬褒章受章。2008年に『悪魔のりんご』で第13回日本絵本賞を受賞。2010年、旭日小綬章受章。15年には読売演劇大賞選考委員特別賞を受賞する。17年、資生堂マジョリカ マジョルカによる似顔絵ジェネレーター「 マジョリ画」のための描き下ろし似顔絵パーツを制作。また、宇野亞喜良ブランド「QXQX」を同年に立ち上げる。