東城信之介
Shinnosuke Tojo
東城信之介は1978年長野県生まれ、2004年東京造形大学造形学部美術学科比較造形卒業、05年同大学研究生修了。自身の心象風景や無意識に見えてしまう虚像を、金属板や工業製品の表面に大小の傷やサビなどを施すことで具現化している。人が残す痕跡や時間の経過を残したものにマーキングする「Tagingu」シリーズ、鋳造の立体作品、また蛍光灯を用いたインスタレーション作品など新たな試みも展開している。17年の「SICF18」と「VOCA展2019」にて続けてグランプリを受賞。翌年には美術館初個展「口から入って届くまで」(小海町高原美術館、長野)を開催。中之条ビエンナーレ2019や中国・広州のレジデンス展「対流風景 Convective Scenery 2018」(広州53美術館)に参加するなど精力的に活動している。近年の個展に、「Spagetti than paradise」(FARO Kagurazaka、東京、2019)、「Square×Square」(cohju contemporary art、京都、2018)、「Cover up the ここ」(スパイラル、東京、2018)、「 ↑ ↑ ↓ ↓ ← → ← →BA!」(NEWoMan ARTwall、新宿、2020)など。グループ展に、「絵の旅 vol.5」(MA2 Gallery、東京、2020)、「Japanesque!」(第一生命ギャラリー、東京、2020)などがある。