C.A.S.A. – CASABLANCA ART SCHOOL ARCHIVES
2026
¥ 15,400 (税込)
モロッコの美術学校「カサブランカ・アート・スクール(Casablanca Art School/CAS)」の変遷期からその幕を閉じるまでの記録をまとめた作品集。1956年のモロッコ独立後の熱気のなか、同校の教師でもあった作家たちと学生たちは、自国における美術と美術教育のあり方を根本から問い直した。本書は、アーティストであり美術史家のモーリス・アラマ(Maurice Arama)によって学校が刷新された1960年から、同じくアーティストであるファリド・ベルカヒア(Farid Belkahia)がその指導を引き継いだ1962年を経て、この教育革命に集った人々の取り組みが次第に稀となり、その終焉を迎える1987年に至るまでの時代の足跡を追う一冊である。
同校に携わった人物のなかでも中核を成すファリド・ベルカヒア、モハメド・シャバア(Mohammed Chabâa)、ベルト・フリント(Bert Flint)、トニ・マライーニ(Toni Maraini)、モハメド・メレヒ(Mohamed Melehi)といった面々の存在をさらに超え、数多くのアーティストやアクティヴィストたちが紡いだ星図が、モロッコおよびアフロ・アマジグの遺産、双方の系譜を汲みながら、新たな抽象表現に向かって歩みを進めた。絵画、ポスター、雑誌、室内装飾、壁画、街頭での展示を通じて美術を日常のなかへと持ち込む一方で、アフリカや南米をはじめとする他国との政治的連帯をも育んでいった。
本アンソロジーは、膨大な未公開アーカイブ資料をもとに、この国際的な運動の礎となった数々のテキストと、当時を生きた人々、とりわけトニ・マライーニ、モハメド・メレヒ、ベルト・フリント、ポーリーヌ・ド・マジエール(Pauline de Mazières)らによる証言とを一冊にまとめている。さらに、サルマ・ラルー(Salma Lahlou)、レア・モラン(Léa Morin)、ハリル・ムラベット(Khalil M'Rabet)、カタジナ・ピエプシャク(Katarzyna Pieprzak)、ケンザ・セフリウィ(Kenza Sefrioui)ら、モロッコの文化史を綴ってきた数多くの書き手たちのに関する資料やテキストも収められている。エッセイ、アーカイブ資料、インタビューを通じて、本書は絵画、写真、壁画、応用美術、タイポグラフィ、グラフィックデザイン、舞台美術という複数の分野にまたがって活動したこの芸術家集団の活動とその遺産を記録・分析し、脱植民地時代の美術史におけるその重要性を測るものである。
本書は、同校の授業や実技講座に関する記録、主要な参加者たちの歩み、展覧会の歴史(「アラブ・ビエンナーレ(Arab Biennials)」など)、そしてこの自由な思想家たちの集いに連なる雑誌群(『ソッフル(Souffles)』『アンテグラル(Integral)』など)のアーカイブによって構成されている。文書、年代記、エッセイを通じて、本書は、カサブランカとハイアトラス山脈のあいだ、あるいはバグダッドとローマのあいだを行き来し、同校が放った解放の響きが今なお谺している場所を結んだ、モロッコおよび汎アラブの作家たちのネットワークに耳を澄まし、それを再構成しようと試みる。
※当ページの書影画像はフランス語版となりますが、英語版でのご用意となります。
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| 取り扱い | twelvebooks |
|---|---|
| エディション | ENGLISH EDITION |
| サイズ | 29.5 x 22.0 x cm |
| 重量 | 1.0kg |
| 商品コード | 1100058644 |
| 出版 | ZAMÂN BOOKS & LE CARREFOUR DES LIVRES |
| ISBN | 9791093781167 |
| 配送までの期間 | ご注文確定後、2-7日以内 |
| カテゴリー | |
| 送料 | ¥770(税込) |
| 購入条件 |