¥ 12,100 (税込)
パリの中華料理店「Davé」を巡る一冊。
オーナー、タイ “ダヴェ”・チョン(Tai “Davé” Cheung)が1982年に創業し、ファッション、映画、美術、音楽の界隈でたちまち支持を集めた中華料理店「ダヴェ(Davé)」は、ヘルムート・ニュートン(Helmut Newton)とその妻、ジューン・ニュートン(June Newton)、グレース・コディントン(Grace Coddington)、ベルナルド・ベルトルッチ(Bernardo Bertolucci)、アレン・ギンズバーグ(Allen Ginsberg)、イヴ・サン=ローラン(Yves Saint Laurent)、フランシス・フォード・コッポラ(Francis Ford Coppola)などが足繁く通い、30年間に亘りパリで最もファッショナブルな店として知られた。
ダヴェの客は顧客であり、同時に友人でもあった。店は常に開いていたが、扉の札はいつも「満席(COMPLET)」。席に着けば、メニューも価格も示されない。誰もがそこにいたという“公然の秘密”でありながら、プライバシーは守られていた。唯一の例外は、ダヴェーが写真を撮っていたことだ。もし彼がシャッターを切っていなければ、秘密はすべて封じられたままだっただろう。彼は来店者のポラロイドを撮影し、自身との“セルフィー風”のツーショット、予想外の組み合わせでの集合写真、あるいは油断の表情を捉えたソロショットなど、数え切れないイメージを残した。
本書はそのポラロイドから成る、歴史的なドキュメントである。ソフィア・コッポラ(Sofia Coppola)が序文を寄せ、作家ジャン=ジャック・シュール(Jean-Jacques Schuhl)の小説『Entrée des Fantômes』(2010)からの一部を英訳(訳:チャールズ・モラン/Charles Morin)で収録。加えて、ダヴェ本人へのインタビューを通じて写真以上の物語が語られる。
メニューや名刺、テーブルに描かれた一点物のドローイングなど、店に贈られた作品群も掲載。ジャン=ポール・ゴルチエ(Jean-Paul Gaultier)、キース・ヘリング(Keith Haring)、ジョージ・コンド(George Condo)、マルティン・キッペンベルガー(Martin Kippenberger)による未発表ドローイング、アンリ・カルティエ=ブレッソン(Henri Cartier-Bresson)のメモ、ヘルムット・ニュートンやギイ・ブルダン(Guy Bourdin)のポストカードなどを収録。
ポラロイドに登場する文化人は、当時のカルチャーを築いた「ほぼ全員」と言える幅広さで、イギー・ポップ(Iggy Pop)、川久保玲、サラ・ムーン(Sarah Moon)、ルー・リード(Lou Reed)、オノ・ヨーコ、マドンナ、ジョン・トラボルタ(John Travolta)、ティナ・ターナー(Tina Turner)、ジャンヌ・モロー(Jeanne Moreau)、アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)、ジャネット・ジャクソン(Janet Jackson)などを収めている。
プレオーダー *11月入荷予定
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| 取り扱い | twelvebooks |
|---|---|
| サイズ | 27.0 x 22.0 x cm |
| 重量 | 1.0kg |
| 商品コード | 1100048332 |
| 出版 | IDEA |
| 著者 | Tai Davé Cheung |
| 配送までの期間 | 11月出荷予定 |
| 備考 | limited edition of 1,000 copies |
| カテゴリー | |
| 送料 | ¥770(税込) |
| 購入条件 |