DIRTY LOOKS: DESIRE AND DECAY IN FASHION
2025
¥ 8,250 (税込)
2025年9月から2026年1月にかけてロンドンの「バービカン・アートギャラリー(Barbican Art Gallery)」で開催した展覧会に伴い刊行された作品集。
ファッションの艶めく表面を引っ掻くような本書は、ファッションが反逆・オーセンティシティ・望ましさの象徴として、汚れと廃棄物の遊び心ある、ラディカルで再生可能なポテンシャルを、いかに豊かで多様な方法で活用してきたかを明らかにする。廃棄物・気候危機・労働者の不公正がますます深刻化するファッション界において、有機的なものから人工的なものまで様々な形態の汚れが、素材の革新と芸術的な表現の重要な源泉として台頭している。汚れや摩耗を装飾へと昇華させる衣服から、沼地に浸された衣服、廃棄物を転用して作られた衣服まで、本書で紹介される作品は、既成の趣味・美・贅沢の概念に挑戦し、ファッションの未来に向けた新たな道筋を提案する。
豊富な図版を収録する本書は、キャロライン・エヴァンス(Caroline Evans)、日本人キュレーターである深井晃子、イギリス人ライターでありキュレーターのルー・ストッパード(Lou Stoppard)、サラ・アーノルド(Sara Arnold)など、現代のファッション界に影響力を持つ人物による新たなエッセイを掲載。彼らの文章は、脱植民地主義的批評、フェミニスト的抵抗、ファッションの環境的コスト、身体の親密さと公の場での露出との緊張関係などについて幅広く網羅する。加えて、エレン・サンプソン(Ellen Sampson)による写真ポートフォリオが、このプロジェクトのテーマを鋭く、法医学的な細部まで体現した象徴的な衣服を取り上げる。紹介されるデザイナーには、ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)、フセイン・チャラヤン(Hussein Chalayan)、コム・デ・ギャルソン(Comme des Garçons)、イッセイミヤケ(Issey Miyake)、アレクサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)、メゾン・マルジェラ(Maison Margiela)などが含まれる。
本書は、生態系の危機、文化的な清算、そして移り変わる美的価値観によって形作られる世界におけるファッションの役割を考察し、現代的な視点を提供する。読者に、私たちが何を着るのか、そしてなぜ着るのかを定義するナラティブを再考するよう促す。
「バービカン(Barbican)」との共同により出版。
本書の編集は、展覧会のキュレーションも務めたバービカン・アートギャラリーのアシスタントキュレーター、ジョン・アストベリー(Jon Astbury)とニューヨーク・メトロポリタン美術館ファッション・インスティテュート準学芸員、カレン・ファン・ゴッデンホーフェン(Karen Van Godtsenhoven)。
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| 取り扱い | twelvebooks |
|---|---|
| サイズ | 23.5 x 17.0 x cm |
| 重量 | 1.0kg |
| 商品コード | 1100047901 |
| 出版 | BARBICAN, SPBH EDITIONS / MACK |
| 著者 | Jon Astbury , Karen Van Godtsenhoven |
| ISBN | 9781917651127 |
| 配送までの期間 | ご注文確定後、2-7日以内 |
| カテゴリー | |
| 送料 | ¥770(税込) |
| 購入条件 |