本物を超える「本物らしさ」。絵画の根源的テーマ、「影、痕跡、水鏡」。「窓」としての絵画。光を反射する1枚の「ガラス板」としての絵画。
 
 僕らは絵画を見るとき、窓の奥の風景を眺めるのと同時に室内の光で反射して映る自身の姿も見ている。その時映っている顔はどんな表情をしているのか?
 
 モナリザの微笑みは見る人に様々な感情を想起させる。しかしその微笑みが何を示しているのかはわからずじまいだ。お見合い写真のように、出会い系サイトの自撮りのように彼女のことはなにひとつわからない。ここが「本物」の限界値。
 
 ジャン=ミシェル・バスキア。私は彼の描く黒い人物にバスキア自身を重ねてしまう。身体を大きく動かし、勢いよく描いていく彼の姿が脳裏に浮かぶ。妄想の中で彼の情動に触れている気がする。「バッド・ペインティング」は本物を軽々と超えていく。
 
 今回のゴールドの作品は金箔を、シルバーの作品は鏡をモチーフに、絵画の根源的テーマ「影、痕跡、水鏡」をそれぞれシルクスクリーンという技法、刷毛の筆致、メッキスプレーを使って表現している。本物の金箔のように上品ではないが、チープでキラキラ光る金ピカな絵具は我々を魅了する。
 
 そして金箔と絵具の関係はモナリザとバスキアの関係を示す。

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新正春

GEESE 新 正春

¥ 100,001 (税込)

本物を超える「本物らしさ」。絵画の根源的テーマ、「影、痕跡、水鏡」。「窓」としての絵画。光を反射する1枚の「ガラス板」としての絵画。
 
 僕らは絵画を見るとき、窓の奥の風景を眺めるのと同時に室内の光で反射して映る自身の姿も見ている。その時映っている顔はどんな表情をしているのか?
 
 モナリザの微笑みは見る人に様々な感情を想起させる。しかしその微笑みが何を示しているのかはわからずじまいだ。お見合い写真のように、出会い系サイトの自撮りのように彼女のことはなにひとつわからない。ここが「本物」の限界値。
 
 ジャン=ミシェル・バスキア。私は彼の描く黒い人物にバスキア自身を重ねてしまう。身体を大きく動かし、勢いよく描いていく彼の姿が脳裏に浮かぶ。妄想の中で彼の情動に触れている気がする。「バッド・ペインティング」は本物を軽々と超えていく。
 
 今回のゴールドの作品は金箔を、シルバーの作品は鏡をモチーフに、絵画の根源的テーマ「影、痕跡、水鏡」をそれぞれシルクスクリーンという技法、刷毛の筆致、メッキスプレーを使って表現している。本物の金箔のように上品ではないが、チープでキラキラ光る金ピカな絵具は我々を魅了する。
 
 そして金箔と絵具の関係はモナリザとバスキアの関係を示す。

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取り扱い 銀座 蔦屋書店
素材 acrylic, canvas, spray, panel
商品コード 1100008013
配送までの期間 会期終了後(4/14以降)、準備ができ次第順次発送いたします。※2,3週間ほどお時間を頂く場合がございます。
備考 727×606mm
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