今村文は、花や植物を主要なモチーフとし、エンコースティックという蜜蝋を用いた技法の絵画と、水彩画で描いた植物を切り絵として用いる作品を制作するアーティストです。2019年には、資生堂の主宰する新進アーティストの公募展「第13回shiseido art egg」のファイナリストとしても選出され、今後ますますの活躍が期待されるアーティストのひとりです。

今回ご紹介いたします水彩画は、一度紙に描いた絵を切り抜いてコラージュし、切り抜くことで、薄い紙の立体感が押し花のようにも見える作品です。その時々の抽象的なイメージ、心の形などを、植物の身体を意識し描かれています。植物の変幻自在な世界を表現した、ユニークピースの作品となっております。

本作は、作品(シート)のみのお渡しとなりますが、額装のご希望ございましたら承りますのでご相談下さい。

【PROFILE】今村 文(Fumi Imamura)　

1982 愛知県生まれ

2008 金沢美術工芸大学大学院美術工芸研究科絵画専攻油画コース 修了 

現在、愛知県在住

個展

2019 『見えない庭』shiseido art egg(資生堂ギャラリー）/東京

2018 「花と蛞蝓」彗星クラブ/金沢

2015 『見えない庭』山鬼文庫/金沢

2014 『絵という肉体を持った幻』エビスアートラボ/名古屋

2011 『音楽と沼の波紋』名古屋市市政資料館/名古屋

2009 『今村文個展』木曜日/名古屋

2008 『忘却の川』彗星倶楽部/金沢

2007 『melting point』limArt/東京

展示   

2018 flowing out (竹の湯/山梨)

2018 CONTACT (黒部市美術館/富山)

2017 plants planet (はじまりの美術館/福島)

2016 あいちトリエンナーレ2016 (長者町会場 八木兵６号館、喫茶クラウン/名古屋）

2015 芸術植物園(愛知県立美術館/名古屋)

2015 豊饒なるもの 現代美術in愛知(桜ヶ丘ミュージアム/豊川)

2012 モンブランヤングアーティストパトロネージ(銀座)

2012 woodlandgallery2012(美濃加茂文化の森)

2012 ALAproject no7今村 文(アートラボあいち/名古屋)

2011 woodlandgallery2011(美濃加茂文化の森) 

2008 Art award tokyo2008(丸の内/東京）