神々しい配信ライブの時のヘアメイク。『トミノ見えざる手』出品作品。

この展示に参加しておいて、実はガンダムをよく知らない。なんであんな鈍そうな乗り物で戦うんだろ?とか思ってしまう。だけど好きなアニメーター達は富野由悠季の影響を受けていて、大好きなセーラームーンや輪るピングドラムの幾原邦彦監督もある同人誌でガンダムについて話していた。その見解はまさに私がガンダムを楽しめない理由だったけど、見えざる手は気づかないうちに私にも触ってるみたいだ。(00とオルフェンズは観た。仮面の男だけ清々しくて好きだった。あと単純にスーツのオルガかっこいい。トミノファンからしたらふざけるなって感じだろうけど…) その冊子を編集してる庵野監督の新世紀エヴァンゲリオンは、映像や演出の凄さは別として、正直シンジくんは苦手で綾波は可哀想に感じる。現実での綾波の扱われ方が。でもアスカの「気持ち悪い。」とカヲルくんがいるから面白い。

美少女戦士セーラームーンR放送当時1歳の私にとって、セーラームーンは原体験とか原風景とかのひとつだ。ブルーナ絵本の次が保育園で流行ってたアニメのセーラームーンだった。それがディズニープリンセスだった友達は、いま全く違う人生を歩んでる。セーラームーンシリーズの大きな話の流れは高校生の時に見返すまでよく知らなくて、何のために誰と戦ってるかはどーでもよかった。ミラクル・ロマンスの意味は分からなかった。大事なのは、みんなでパフェを食べたり、ゲーセンにいったり、三日月がおでこに浮き出たり、猫が話したり、リボンがクルクル巻きついて手袋になったり、おしおきよ!と言う日常で、ルナPボールが欲しくて、クリスタルトーキョーに行ってみたかった。レイちゃんの家が神社で私の祖父母の家も神社だったから、10人に1人くらいは家が神社なんだと思ってた。Rのお花見(51話)~レイちゃん文化祭(54話)、魔界樹の最後(59話)~亜美ちゃん留学(62話)はビデオを持ってて繰り返し何度も観た。OPから次回予告までどこもかしこも好きだけど、アンとエイルのセリフ「無駄無駄無駄無駄無駄なこと!下等動物め、身の程を知れ!」と、アツゲッショちゃんは忘れられない。ちびうさがブラックレディになる83~85話は、なかよしメディアブックスで繰り返し何度も読んだ。最後のページにバーニングマンダラーのコマ送りの絵が載っていて、一番好きな技だった。

天体や鉱物や万華鏡はもちろん、薄紫色、ネオン、夜、サンシャイン水族館、UFO、鍵、サーカス、アイドル、パイプオルガンとかもセーラームーンっぽいから好きなのかもしれない。アニメに限らずシリアス過ぎるとつまらなくなっちゃうのは、絶対セーラームーンのせいだ。キャラクター達は敵側も含めてみんな、自分自身を大好きだと思う。コンプレックスはうさぎちゃんが受け入れてくれて、悪い方向に歪んだらセーラームーンが浄化してくれる(死ぬこともある) 。アニメは5歳で終わり、本当は現実がそんなに楽しくない事を知っても、セーラームーンを思い出すと自分を肯定できる。私達は自分が好きで、二面性と矛盾があるのは当然で、性別はさほど重要じゃなく、できればサボりたい。30歳を目前にして、当時は意味も分からず歌ってた歌詞に共感して泣きたくなるセーラームーンってすごい。

『トミノ見えざる手』収録テキストより

古屋郁
1991年東京生まれ。2016年武蔵野美術大学大学院版画コース修了。2016~17年リトアニアのヴィリニュス芸術アカデミーに学ぶ。 リトアニアを基点にディック・ブルーナに代表される幼児向け絵本や、北欧デザインと総称されるブックデザイン、テキスタイル、インテリア、建築を実地に見て回り、シンプルで素朴な意匠のある生活を体験したことは作品の方向性に影響を与えています。 一方で神職の家系に育ち、日本古来のアニミズムを理解することで、西欧とは異なる宗教観と、ものの姿に対する平等な捉え方の指針となっています。ロゴマークやキャラクターデザインなども手掛け、現在Buncaコラム連載中。

主な展覧会
TRANSITIONS(中国版画美術館 深圳 2015)/セントニクラスプリントビエンナーレ(SteM Zwijgershoek 2017)/SHIBUYA AWARDS(Bunkamura wall gallery 天野タケル賞)/AOMORIトリエンナーレ(2018)、SICF19(SPIRAL)/Salon des Beaux-Arts(Carrousel du Louvre)/おばけフクロウの森(個展 eitoeiko 2019)/ゆらゆら まにまに きらきら(個展 bonon京都、eitoeiko 2021)/トミノ見えざる手(eitoeiko)/I’m Here for Sightseeing(個展 eitoeiko 2022)/ニャンともならニャイCatastrophe(eitoeiko 2022)など。

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古屋郁

GAL

2021

¥ 44,000 (税込)

神々しい配信ライブの時のヘアメイク。『トミノ見えざる手』出品作品。

この展示に参加しておいて、実はガンダムをよく知らない。なんであんな鈍そうな乗り物で戦うんだろ?とか思ってしまう。だけど好きなアニメーター達は富野由悠季の影響を受けていて、大好きなセーラームーンや輪るピングドラムの幾原邦彦監督もある同人誌でガンダムについて話していた。その見解はまさに私がガンダムを楽しめない理由だったけど、見えざる手は気づかないうちに私にも触ってるみたいだ。(00とオルフェンズは観た。仮面の男だけ清々しくて好きだった。あと単純にスーツのオルガかっこいい。トミノファンからしたらふざけるなって感じだろうけど…) その冊子を編集してる庵野監督の新世紀エヴァンゲリオンは、映像や演出の凄さは別として、正直シンジくんは苦手で綾波は可哀想に感じる。現実での綾波の扱われ方が。でもアスカの「気持ち悪い。」とカヲルくんがいるから面白い。

美少女戦士セーラームーンR放送当時1歳の私にとって、セーラームーンは原体験とか原風景とかのひとつだ。ブルーナ絵本の次が保育園で流行ってたアニメのセーラームーンだった。それがディズニープリンセスだった友達は、いま全く違う人生を歩んでる。セーラームーンシリーズの大きな話の流れは高校生の時に見返すまでよく知らなくて、何のために誰と戦ってるかはどーでもよかった。ミラクル・ロマンスの意味は分からなかった。大事なのは、みんなでパフェを食べたり、ゲーセンにいったり、三日月がおでこに浮き出たり、猫が話したり、リボンがクルクル巻きついて手袋になったり、おしおきよ!と言う日常で、ルナPボールが欲しくて、クリスタルトーキョーに行ってみたかった。レイちゃんの家が神社で私の祖父母の家も神社だったから、10人に1人くらいは家が神社なんだと思ってた。Rのお花見(51話)~レイちゃん文化祭(54話)、魔界樹の最後(59話)~亜美ちゃん留学(62話)はビデオを持ってて繰り返し何度も観た。OPから次回予告までどこもかしこも好きだけど、アンとエイルのセリフ「無駄無駄無駄無駄無駄なこと!下等動物め、身の程を知れ!」と、アツゲッショちゃんは忘れられない。ちびうさがブラックレディになる83~85話は、なかよしメディアブックスで繰り返し何度も読んだ。最後のページにバーニングマンダラーのコマ送りの絵が載っていて、一番好きな技だった。

天体や鉱物や万華鏡はもちろん、薄紫色、ネオン、夜、サンシャイン水族館、UFO、鍵、サーカス、アイドル、パイプオルガンとかもセーラームーンっぽいから好きなのかもしれない。アニメに限らずシリアス過ぎるとつまらなくなっちゃうのは、絶対セーラームーンのせいだ。キャラクター達は敵側も含めてみんな、自分自身を大好きだと思う。コンプレックスはうさぎちゃんが受け入れてくれて、悪い方向に歪んだらセーラームーンが浄化してくれる(死ぬこともある) 。アニメは5歳で終わり、本当は現実がそんなに楽しくない事を知っても、セーラームーンを思い出すと自分を肯定できる。私達は自分が好きで、二面性と矛盾があるのは当然で、性別はさほど重要じゃなく、できればサボりたい。30歳を目前にして、当時は意味も分からず歌ってた歌詞に共感して泣きたくなるセーラームーンってすごい。

『トミノ見えざる手』収録テキストより

古屋郁
1991年東京生まれ。2016年武蔵野美術大学大学院版画コース修了。2016~17年リトアニアのヴィリニュス芸術アカデミーに学ぶ。 リトアニアを基点にディック・ブルーナに代表される幼児向け絵本や、北欧デザインと総称されるブックデザイン、テキスタイル、インテリア、建築を実地に見て回り、シンプルで素朴な意匠のある生活を体験したことは作品の方向性に影響を与えています。 一方で神職の家系に育ち、日本古来のアニミズムを理解することで、西欧とは異なる宗教観と、ものの姿に対する平等な捉え方の指針となっています。ロゴマークやキャラクターデザインなども手掛け、現在Buncaコラム連載中。

主な展覧会
TRANSITIONS(中国版画美術館 深圳 2015)/セントニクラスプリントビエンナーレ(SteM Zwijgershoek 2017)/SHIBUYA AWARDS(Bunkamura wall gallery 天野タケル賞)/AOMORIトリエンナーレ(2018)、SICF19(SPIRAL)/Salon des Beaux-Arts(Carrousel du Louvre)/おばけフクロウの森(個展 eitoeiko 2019)/ゆらゆら まにまに きらきら(個展 bonon京都、eitoeiko 2021)/トミノ見えざる手(eitoeiko)/I’m Here for Sightseeing(個展 eitoeiko 2022)/ニャンともならニャイCatastrophe(eitoeiko 2022)など。

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取り扱い eitoeiko
サイズ 30.0 x 30.0 x 2.0 cm
素材 パネルにアクリル、ラメ
商品コード 1100019189
配送までの期間 2週間
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