松井は実験的で概念に重きを置いた現代工芸作品を制作しています。しかし、その根底には芸術の原始性や起源を追い求める姿勢が貫かれており、沖縄のパナリ焼、西アフリカの土器、縄文時代の陶胎漆器などの研究や再現を通して様々な実験を行っています。このような態度は現代アーティストとしての試行錯誤と言えるでしょう。本作品は白地に水色で数字の羅列が施されています。「哲学者」という知的な対象を色彩でも表現しながら、また、複数個の皿の組み合わせである本作は、その組み合わせ方を思考させるパズルのような装置としての一面も持っていると言えます。「女」はほっそりしなやかでありながらも気品と芯の強さを表現しています。

 

【作家略歴】 

松井 利夫(まつい・としお)

1955年大阪生まれ。1980年京都市立芸術大学陶磁器専攻科修了、1989年イタリア国立ファエンツァ陶芸高等教育研究所に留学(イタリア政府給費留学生)。現在、京都造形芸術大学教授、国際陶芸アカデミー理事。主な受賞歴に、1982年40回ファエンツァ国際陶芸コンクール グランプリ(ファエンツァ、イタリア)、1986年現代陶芸展八木一夫賞(京都)、2015年14回カルージュ国際陶芸ビエンナーレARIANA大賞(カルージュ、スイス)、2017年29回京都美術文化賞受賞(京都)がある。主な収蔵先は、フランス国立陶磁器美術館(セーブル、フランス)、アリアナ美術館(ジュネーブ、スイス)、国立ファエンツァ国際陶芸博物館(ファエンツァ、イタリア)、利川世界陶磁器センター(利川、韓国)、キャンベラ大学(キャンベラ、オーストラリア)、Alfred Ceramic Art Museum(ニューヨーク、アメリカ)、草月美術館(東京)。

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松井利夫

ある哲学者の夫婦の肖像 女

2018

¥ ASK

松井は実験的で概念に重きを置いた現代工芸作品を制作しています。しかし、その根底には芸術の原始性や起源を追い求める姿勢が貫かれており、沖縄のパナリ焼、西アフリカの土器、縄文時代の陶胎漆器などの研究や再現を通して様々な実験を行っています。このような態度は現代アーティストとしての試行錯誤と言えるでしょう。本作品は白地に水色で数字の羅列が施されています。「哲学者」という知的な対象を色彩でも表現しながら、また、複数個の皿の組み合わせである本作は、その組み合わせ方を思考させるパズルのような装置としての一面も持っていると言えます。「女」はほっそりしなやかでありながらも気品と芯の強さを表現しています。

 

【作家略歴】 

松井 利夫(まつい・としお)

1955年大阪生まれ。1980年京都市立芸術大学陶磁器専攻科修了、1989年イタリア国立ファエンツァ陶芸高等教育研究所に留学(イタリア政府給費留学生)。現在、京都造形芸術大学教授、国際陶芸アカデミー理事。主な受賞歴に、1982年40回ファエンツァ国際陶芸コンクール グランプリ(ファエンツァ、イタリア)、1986年現代陶芸展八木一夫賞(京都)、2015年14回カルージュ国際陶芸ビエンナーレARIANA大賞(カルージュ、スイス)、2017年29回京都美術文化賞受賞(京都)がある。主な収蔵先は、フランス国立陶磁器美術館(セーブル、フランス)、アリアナ美術館(ジュネーブ、スイス)、国立ファエンツァ国際陶芸博物館(ファエンツァ、イタリア)、利川世界陶磁器センター(利川、韓国)、キャンベラ大学(キャンベラ、オーストラリア)、Alfred Ceramic Art Museum(ニューヨーク、アメリカ)、草月美術館(東京)。

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取り扱い 現代美術 艸居
サイズ 26.5 x 6.0 x 6.0 cm
素材
商品コード 1100004715
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備考 送料別
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