■商品・基本情報
 本モノグラフは、丹羽良徳が東欧革命とソ連崩壊後20年を契機に、ロシア、ルーマニアを含む旧社会主義国、および日本で制作し、2010 年以降から共産主義というイデオロギ−に応答した「共産主義をめぐる作品」のシリーズに焦点を当てる。「ルーマニアで社会主義者を胴上げする」(2010)、「モスクワのアパートメントでウラジーミル・レーニンを捜す」(2012)、「日本共産党にカール・マルクスを掲げるよう提案する」(2013)、「日本共産党でカール・マルクスの誕生日会をする」(2013)といった作品は、参加者や鑑賞者へのアイロニカルなアプローチおよび政治的な応答の可能性と不可能性を問いかける。
 共産主義の終焉後を生きる人々の生と記憶を追ったビデオ作品には、アーティストによる挑発的な語りとクールな視線、そして登場人物の不条理ながらもユーモラスな姿が記録/編集されており、“Double Vision: Contemporary Art From Japan”(2012 年、モスクワ市近代美術館)、あいちトリエンナーレ2013、六本木クロッシング2013(2013 年、森美術館)などで好評を博し、近年の国内のアート・シーンでセンセーショナルともいえる議論を巻き起こしてきた。一連のビデオ・イメージや字幕をもとに編集された超重量級の同書には、これまで丹羽良徳と仕事をしてきた世界各地の気鋭の若手キュレーターらによる批評的エッセイを収載。1980年代生まれの「歴史を知らない」アーティストが追い求める世界史の現在に、グローバルに共有されている理論的な視角とともに迫ります。今、私たちが生きる国家、政治、社会、そしてアートとは?

 装丁に旧ユーゴスラビア社会主義連邦共和国の一つであったマケドニア出身のデザイナー、ネダ・フィルフォヴァを起用し、イギリス・ロンドンで活躍の目覚しいギャラリーEdel Assanti の協力のもとで実現され、同タイトルの個展開催とともに出版。

-主な寄稿者:エウジェン・ラデスク(政治学者、キュレーター、理論家、ブカレスト・ビエンナーレ共同創設者、ブカレスト)/エレーナ・ヤイチニコワ(インデペンデント・キュレーター、モスクワ)/ニーナ・堀崎・クリスティン(インデペンデント・キュレーター、ライター、ニューヨーク)/保坂健二朗(東京国立近代美術館主任研究員、東京)/本田江伊子(インデペンデント・キュレーター、ロンドン)/F. アツミ(編集/批評、アート・フィル)


■アーティスト・プロフィール
丹羽良徳(1982〜)
ウィーン在住。作品タイトルに明示されるスローガン的で自己説明的で、そしてほとんどの場合は非生産的で無意味な行動を公共空間で実現するときに生じる軋轢や問題などを含めた過程の一部始終を映像記録に収めることによって、制度化された公共概念の外縁を描く。

主な展覧会に「steirischerherbst'18」(グラーツ市内各地、2018)、「瀬戸内国際芸術祭2016」、「MAMスクリーン005:丹羽良徳映像集」(森美術館、2016)、「愛すべき世界」(丸亀市猪熊弦一郎現代美術館、2015)などがある。

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丹羽良徳

歴史上歴史的に歴史的な共産主義の歴史

2015

¥ 3,507 (税込)

■商品・基本情報
 本モノグラフは、丹羽良徳が東欧革命とソ連崩壊後20年を契機に、ロシア、ルーマニアを含む旧社会主義国、および日本で制作し、2010 年以降から共産主義というイデオロギ−に応答した「共産主義をめぐる作品」のシリーズに焦点を当てる。「ルーマニアで社会主義者を胴上げする」(2010)、「モスクワのアパートメントでウラジーミル・レーニンを捜す」(2012)、「日本共産党にカール・マルクスを掲げるよう提案する」(2013)、「日本共産党でカール・マルクスの誕生日会をする」(2013)といった作品は、参加者や鑑賞者へのアイロニカルなアプローチおよび政治的な応答の可能性と不可能性を問いかける。
 共産主義の終焉後を生きる人々の生と記憶を追ったビデオ作品には、アーティストによる挑発的な語りとクールな視線、そして登場人物の不条理ながらもユーモラスな姿が記録/編集されており、“Double Vision: Contemporary Art From Japan”(2012 年、モスクワ市近代美術館)、あいちトリエンナーレ2013、六本木クロッシング2013(2013 年、森美術館)などで好評を博し、近年の国内のアート・シーンでセンセーショナルともいえる議論を巻き起こしてきた。一連のビデオ・イメージや字幕をもとに編集された超重量級の同書には、これまで丹羽良徳と仕事をしてきた世界各地の気鋭の若手キュレーターらによる批評的エッセイを収載。1980年代生まれの「歴史を知らない」アーティストが追い求める世界史の現在に、グローバルに共有されている理論的な視角とともに迫ります。今、私たちが生きる国家、政治、社会、そしてアートとは?

 装丁に旧ユーゴスラビア社会主義連邦共和国の一つであったマケドニア出身のデザイナー、ネダ・フィルフォヴァを起用し、イギリス・ロンドンで活躍の目覚しいギャラリーEdel Assanti の協力のもとで実現され、同タイトルの個展開催とともに出版。

-主な寄稿者:エウジェン・ラデスク(政治学者、キュレーター、理論家、ブカレスト・ビエンナーレ共同創設者、ブカレスト)/エレーナ・ヤイチニコワ(インデペンデント・キュレーター、モスクワ)/ニーナ・堀崎・クリスティン(インデペンデント・キュレーター、ライター、ニューヨーク)/保坂健二朗(東京国立近代美術館主任研究員、東京)/本田江伊子(インデペンデント・キュレーター、ロンドン)/F. アツミ(編集/批評、アート・フィル)


■アーティスト・プロフィール
丹羽良徳(1982〜)
ウィーン在住。作品タイトルに明示されるスローガン的で自己説明的で、そしてほとんどの場合は非生産的で無意味な行動を公共空間で実現するときに生じる軋轢や問題などを含めた過程の一部始終を映像記録に収めることによって、制度化された公共概念の外縁を描く。

主な展覧会に「steirischerherbst'18」(グラーツ市内各地、2018)、「瀬戸内国際芸術祭2016」、「MAMスクリーン005:丹羽良徳映像集」(森美術館、2016)、「愛すべき世界」(丸亀市猪熊弦一郎現代美術館、2015)などがある。

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取り扱い OIL
商品コード 1100000688
出版 Art-Phil
配送までの期間 約1週間程度
備考 仕様:B5 変型(h250×w166mm)、680g、本文1 色刷(一部2色/4色刷)、ドイツ装、228 頁(224+4 頁)、英/日2 ヵ国語表記
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