KEITAI GIRLについて

山口典子が2003年に発表したデビュー作品。パフォーマンスから始まり、写真・映像・漫画・立体と様々な展開を見せてきた。《KEITAI GIRL》は携帯電話を通してしかコミュニケーションができない。非接触型コミュニケーションを象徴する存在だが、全身は携帯(ガラケー)のキーパッドで覆われ、誰よりも触れ合うことを渇望している。

国内外でのパフォーマンスの度に《KEITAI GIRL》は進化を遂げてきた。本DVDには2010年に香港のアートフェア[Art HK 2010]におけるパフォーマンスを収録。合わせて刊行した小冊子付属。

2020年2月15日に東京都写真美術館で開催された恵比寿映像祭連携プログラム関連のトークショーでも、当時のパフォーマンスについて触れられています。トークショーの文字起こしが山口典子さんのnoteにありますので、合わせてご覧ください。

山口典子 note 「作家と作品の時間について話そう」

https://note.com/noriko_0202/n/na2fda624a6a3

[KEITAI GIRL パフォーマンス歴]

2003 「ARTISTS BY ARTISTS」六本木ヒルズ森アーツセンター、東京

2006 「Keitai Girls dancing ParaPara at Unravel」SIGGRAPH／club Roxy、ボストン、アメリカ

2008 「Keitai Girl Marching」Paris Photo 2008、Carrousel de Louvre、パリ、フランス

2009 「ケイタイガール イメクラショー」Gallerie LUCE、京都

2010 「Keitai Girl Performance: Hong Kong Wonderland」Art HK 2010、香港コンベンション＆エキシビジョンセンター、香港

2015 「第7回恵比寿映像祭」東京都写真美術館